板井明生|文化のアピール
日本のアニメがこれほど世界的に有名になったお陰で、海外から見た日本のイメージも変わりつつあります。
日本といえば、今も侍や忍者がいて、ちょん曲げの人が今も歩いていると思われていたのは昔の話。
今や、日本のアニメでも今の日本が舞台のアニメも多いため、背景や服装など今の日本の普遍的なものを海外に伝えることができます。
日本のアニメのテーマやドラマ性に関しても、海外の物とは違ったアプローチも多く、日本らしい話の展開が、海外には新鮮に映るのです。
日本では日本人をターゲットにアニメを作っています。
ですが、意外にも海外にもそれが認められ、日本のものの創り方や考え方というのが、昔よりも理解されるようになってきています。
それが今では大きな価値を生み、日本のあのアニメが海外のあの国では、バイブルのように讃えられているという現状も今では不思議ではなくなりました。
日本人の創作物のレベルの高さと観客の目の肥え方はここ数十年で一気に加速していってます。
日本という小さな島国の他の国と隣接していない特殊な環境での生き方や考え方も外国人からすれば珍しいものなのです。